らき☆すた舞台モデルの一つ鷲宮町における、いわゆる聖地巡礼(うちのサイト・本ではあえて使っていない表記ですが) の問題について、あえて先陣きって現地取材をさせていただいた私の見解・意見を、火元となったブログへの私のレスを元にまとめていこうかと思います。(9月発行予定の新刊にも収録予定)
 ※舞台モデルの一つ鷲宮神社を訪れたファンの掛けた絵馬及び現地でのマナー、地元への不安感の指摘について一部ネット上で議論が紛糾した問題。(2007年7月現在)

 らき☆すたファン(オタク一般)に自重と礼儀を呼びかけ、らき☆すた本来の良さを損なわず住民の方・作者様・アニメ製作サイドにご迷惑をおかけしないようにするのがファンの義務であろうというのが当サイトの趣旨です。

  「らき☆すた」の作品内容そのものに関しては問題となるような性表現も暴力表現もなく、日常のちょっとした幸せの共感を魅力的なキャラクターと共に楽しむのが趣旨の漫画です。 
良心的なファンが多いと確信しております。 私は大好きなこの作品がせっかくの魅力的な舞台、製作サイドの地元贔屓の意図をファン自らの態度で台無しにしてしまう悲劇と、他のもっとはっきりした倫理問題に絡む作品よりも槍玉に上がる悲劇を心から避けたいものと思います。(オタクの人権等を主張する気は一切ありません)
  まだけっして遅くはありません。

 [> 2007/07/23投稿分

 [> 舞台紹介を発行した意図(準備中) 

    この動き自体は避けられないと予測し、座して放置するよりはあえて正解を載せることで方々探し歩くファンが不審に見られる危険を減らし、先手を打って注意喚起する対策をとりました。


 [> 時系列(準備中)

 問題提起した久喜市(隣の市)の市民のブログ (注:自治体公式ではなく個人)
  ・久喜市及び周辺町村の情報 のブログとのことだったのですが・・・
   私は指摘を受けこれを機会に態度を改めよう訴えるのを決めましたが。残念ながらブログ管理者側は中傷的な動画リンクなどむしろ問題を拡大する方向に。それが大人気ない対応に見られたので、あえて批判を書かせていただきました。実はこのブログには意図が・・・・
  さくっと削除されましたが
 [> 2007/07/26投稿分 
 
この時点でこのブログに書くのはやめました。書いても肝心の当事者、鷲宮町民に伝わらないのがはっきりしたからです。

 最新の新聞(産経)での扱い

  ・はずかしいオタク側の取材もしっかりしていますが、神社側の大人な対応、解説も丁寧で、むしろネット上で表に上がってこない地元鷲宮町民・商工会側の前向きな意見も取材されており、他のサイトよりも実情に踏み込んでいて驚きました。さすが産経。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070725-00000925-san-soci


 2007/07/24投稿分(一部表記修正)
 
-まずどちらも批判すればいいものと思わないでほしいです;-

 あまりのコメントの量にいまさら意見を書きにくかったですが、
放映開始の4月の時点からこれを危惧していた一人なのでこのピリピリした空気に落ち着いて欲しく、長文ですが書かせていただきます。

 私は熱心な「らき☆すた」原作からのファンでありますが、歴史・宗教的に神社本来の由来も知って礼儀正しく参拝するのが日本人として常識だろうと思います。
 騒いだり、客観的にご迷惑かけそうな入り浸ってなにやら話すという行動は、たとえ自信があっての応援活動でも、マナーを意識しなければ周囲にはいらぬ誤解を現にこのように与えてしまい、互いの不幸になります;

 治安に見た目の雰囲気と言うのはけっこう重要です。言い分はあるが郷に入っては郷に従え 
正当化して主張すべきところではなくおじゃましていますという謙虚さが必要です。

 アニメに限らず作品の舞台を実在の場所にすると言うのは、演出的な面では風土・生活感が生き生きと出てくるのです、そのあたりはこの製作会社の上手いところです。 空想の世界で作られたものばかりを見ているよりは、本物の風景と触れる機会が得られるのは本来良い影響を受けると思います。
 
マナーの点では悪い人は批判されて当然、それはきっかけに関係なく。(富士山-富士五湖地方出身なのでオタクでもなんでもない一般観光客のマナー悪化についても存じています、近年やや向上?)

 幸手の権現堂にしろ鷲宮神社にしろ、埼玉に縁の少ない自分も
らき☆すたをきっかけに良い場所を訪れさせていただきました。


「訪れるファンへ」
 良心的らき☆すたファンでいられるよう、訪れる自分達の姿がらき☆すたファン(ひいてはオタ)の姿そのものとうつることになるのを意識して、なんにしても自重しましょう。 
原作・アニメ製作サイドにとってもこれはリスクを考えてそれでも使った表現なのですから我々がそれを貶めることになったらどんなに情けなく悲しいことか。
 私も3回ほど参拝させていただきましたが、絵馬は自粛していました。いつか落ち着いた頃に素朴なものを書かせていただきたいとは思いましたが。「〜〜〜は俺の嫁」とかは、ほんとにファン側からしても作品のためにならないので自重してほしいと思います。
イベント会場ではないですから; (気持ちはわかるけど!)
 
それでも許容してくださっている懐深い神社に頭が下がる次第です。


「地元の方へ」
 誠に申し訳ありません。同好の者でも境内でビニールシート広げて撮影・弁当・騒ぐ、本・パンを置いていったと言う行動が事実なら(今は荒らしも多くネットの書き込みだけでは検証できませんが)オタクかどうかではなく他人に配慮する常識の問題です;出来るなら追い出してけっこうです。 ただ地域社会と治安・景観を守るのは当然のことでありますが記事にあるような「皆さんの協力」も、皆で警戒して排除すればと言うものにも出来ないのは、ここの書き込みでもわかるかと思います。 
オタクに限らず若者はいろいろバカをやってしまうものというのは考慮に入れてください、注意して当然だし過剰に偏見で固めるものでもありません。
 
実際問題としては今年9月の放映終了後やや落ち着いて、来年(今ある絵馬も燃やしたあと)以降はブーム的に訪れた層はかなり減ると思います。
 個人的に一つ強調したいことは この、らき☆すたと言う作品そのものは昨今のアニメ・漫画だけでなく倫理の失われてきた表現・報道の風潮を考えれば、
内容はだいぶ良心的な部類だということです。良い形での理解を得る機会を損ねてしまったのは残念です。


「ブログ管理者の方へ」
 事を荒立てないと言うのも不安を煽らないコツなので、今から秋にかけてがピークになるのは明白ですが、アニメにはブームがあり9月には放送終了。長期的に考えれば問題として拡大させずに落ち着かせられると思います。人はたたかれるとムキになりいらぬ対立が生まれるのは悲しい事です。 八坂祭の自治体ごとの連携など良い雰囲気でした地域の世代間を結ぶ活動は大事なのでがんばってください。


「蛇足」
 御祭神の古事記・国産み〜国譲りに関わる神々 東国に移り住んだ出雲の人々(東国の国造=知事になった一族も) 正史で語られていないが、遺物・史跡から読み取れる歴史分析は近年盛んです。 最近の日本史研究で読んだものでも豪族ひしめく西日本での大和政権の中央集権化に、天皇政権への東国からの支持が基盤になっていたのではないかというものが興味深かったです。蘇我氏の発祥が素鵞社(=スサノオの社)の流れつまりは東国から戻った出雲族の再興だったのではないかと言う仮説もあり、大胆ではありますが考える価値のあるものと思いました。
 私はこういう歴史研究の点でも関東最古の大社であり、出雲の神々をおまつりし神話が受け継がれて現存している
鷲宮神社の価値はとても大きいと思います


 秋ごろ自費出版(所謂、同人誌)で巡礼については注意喚起と そのあたりに踏み込んだ らき☆すたの本を作れればと考えるオタクもここにいますw;